経理のデジタル化セミナー事例

依頼の背景(商工会議所)

インボイス制度・電子帳簿保存法・電子化義務化など、
経理を取り巻く環境が急激に変化 している中で、
地域の事業者から次のような相談が増えていた。

  • 経理がアナログで時間がかかる
  • 電子帳簿保存法の対応が不安
  • インボイス制度で作業が増えて困っている
  • IT化したいが、どのツールを選べばいいか分からない
  • 経理担当者がいないため、社長が全部やっている

商工会議所としても、
「初心者でも理解できるIT化・業務効率化セミナーを開催したい」
とのことで依頼を受けた。

参加前の状態(参加者の悩み)

参加者の多くは、
IT化に興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない」
という状態だった。

  • クラウド会計の違いが分からない
  • 電子帳簿保存法の対応が難しい
  • 紙・Excel中心でミスが多い
  • インボイス制度で作業が複雑化
  • ITが苦手で導入に不安がある
  • 業務効率化の考え方自体を知らない

「IT化したいけど失敗したくない」という心理的ハードルも大きかった。

③準備したこと・工夫した点

🔹まずは経理業務の全体像を整理

  • 請求
  • 支払
  • 記帳
  • 管理
  • 電子帳簿保存法の対応
  • インボイス制度で増えた作業

🔹業務効率化の基本「ECRS」を解説

参加者が“IT導入の前にやるべきこと”を理解できるように、
ECRS(排除・結合・交換・簡素化) を使って業務を見直す方法を紹介。

・  EEliminate:排除)
  不要な作業をなくす

  • CCombine:結合)
    まとめられる作業をまとめる
  • RRearrange:交換)
    順番を変えることで効率化
  • SSimplify:簡素化)
    作業をシンプルにする

「IT化は最後。まずは業務を整えることが大事」という本質を伝えた。

🔹実物デモで“使うイメージ”を持ってもらう

複数のクラウド会計ソフトや経費精算システムの
実際の画面を共有しながらデモを実施。

  • 銀行連携
  • レシート読み取り
  • 経費申請の流れ
  • 電子帳簿保存法対応の画面

🔹導入後の現実も正直に伝える

  • 初期設定が大変
  • 社内ルールの整備が必要
  • ITが苦手な人へのフォロー
  • 運用ルールを決めないと混乱する

良いことだけでなく、
現場で本当に起きることを誠実に伝えた。

セミナー当日の様子(進行・工夫)

当日は、
「見て理解する」「触ってイメージする」
を重視した進行にした。

  • 実際のクラウド会計ソフトの画面を共有
  • 銀行連携の流れをデモで説明
  • レシート読み取りの良い例・悪い例を紹介
  • 経費精算システムの申請画面を見せながら、紙との違いを解説
  • 電子帳簿保存法の“やるべきこと”を、実際の画面で整理
  • ECRSを使った業務改善の考え方を図解で説明
  • 実際の企業のIT化事例(建設業120名の事例など)を紹介

参加者からは
「画面を見ながら説明してくれるから分かりやすい」
「業務効率化の考え方が初めて理解できた」
という声が多く、質問も活発に出る明るい雰囲気だった。

参加者の変化(理解・気づき)

セミナーを通じて、参加者には明確な変化が生まれた。

  • 経理のどこをIT化すべきか理解できた
  • 電子帳簿保存法の対応が整理できた
  • 自社に合うツールの方向性が見えてきた
  • インボイス制度で増えた作業をどう減らすか理解できた
  • ECRSを使って業務を見直す視点が身についた
  • 「ITが苦手でもできるかも」と前向きな気持ちに変化

特に、実例を見たことで導入のイメージが湧いた
という声が多かった。

⑥参加者の声

参加者の声(アンケートより)

  • 「実例が多くて分かりやすかった」
  • 「具体的なIT導入プロセスが理解できた」
  • 「電子帳簿保存法の対応が整理できた」
  • 「業務効率化の考え方が初めて分かった」
  • 「ECRSの説明がとても参考になった」
  • 「講師がとても分かりやすかった」
    → アンケートで81.5%が「わかりやすい」と回答

商工会議所からも
「参加者の満足度が非常に高かった」
と評価され、翌年度の依頼にもつながった。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です